あちこちで使われるJava！そのメリットとデメリットを紐解く

高い移植性と汎用性

一旦プログラムを書いてしまえばどんな端末でも動作させることが出来るというのがJavaの売りの一つです。Java以前は端末やOSが変わる毎にそれぞれ新しいプログラムを書かなければいけませんでしたが、そういったことが無くなったのです。Javaを起動させるための仮想ソフトウェアさえ入れておけば、どんな端末でもコードが共有出来るようになったためにプログラムの工程は大幅に減りました。それにより、汎用性も非常に高く、バージョンアップのしやすさやほとんどどんな端末にも移植できるJavaはプログラミングのあり方をも変えてしまったのです。とはいえ、これは一つのバグがどの端末でも同じように起こるという欠点も抱えることになるとともに、仮想ソフトウェアを介することで高速な動作は期待できないという点もありました。しかし、こういった不都合はJavaが進化するにつれてますます小さなものになってきています。

C言語を遥かに上回る高級言語

Javaは初心者が学ぶ言語としても最適です。それはこの言語が非常に簡潔な記述で様々なことが出来ることにも関係してきます。C言語では数10行に及ぶような動作もJavaなら1行で実現可能です。そのために作業効率も飛躍的に向上し、Javaのライバルとも言えるC＋＋言語と比べてもライブラリの充実などの点で大きく優っています。更にJavaは初心者でもバグを起こしにくく、致命的なセキュリティ上の欠陥を起こしにくいのも利点です。しかし、こういった実際のPCの原理などを考えなくてもよい利便性は深くプログラミングを学ぼうとしたり、やろうとすることがよりコンピュータに近いものになってくるとデメリットともなってきます。そのために未だにC言語に負ける分野もありますが、現在主流のオブジェクト志向言語としての価値は大変高いものがあります。

大規模プロジェクトに最適

日頃、Javaしか使っていない人は他の言語に乗り換えた時に集団作業のしにくさなどに驚くことが多いのですが、それほどJavaは多人数でのプロジェクトに向いていると言えます。ライブラリなども共有しやすいですし、Eclipseという強力な開発ソフトウェアに合わせて作られているので、大規模プロジェクトにはもってこいなのです。そのためにJavaは大変仕事も探しやすく、大規模プロジェクトに関するノウハウも多くネット上に蓄積されているために困ったときにも直ぐに答えが見つかります。Javaを使いこなせるようになることは大変大きな資産になりますから、是非身につけて自分のレベルアップを図りましょう。